長崎学のページ

長崎ぶらぶら節 ---愛八(あげはち)とぶらぶら節---

17回生 山口光太郎

 なかにし礼氏の「長崎ぶらぶら節」が、第122回直木賞を受賞した(平成12年1月14日)。
私は在京の有志で結成している「長崎楽会(がっかい)」というサークルのメンバーでもある。「長崎ぶらぶら節」が直木賞を受賞する前に、このサークルのメイリングリストに、「なかにし礼氏の長崎ぶらぶら節は面白か!」という投稿をしたところ、直木賞の発表後、楽会の会長さんより、「平成12年の2月例会で、ぶらぶら節を報告しませんか」とお話しがあった。
 長崎楽会は、メンバー同士が長崎に関することを調べて、毎月の例会で報告しあう、長崎を愛する人たちの楽しいサークルである。
という訳で、このページは平成12年2月23日(水)の長崎楽会例会で発表した

長崎ぶらぶら節」を聴こう会
---愛八(あげはち)とぶらぶら節---

古賀十二郎とともに長崎ぶらぶら節を発掘した芸者・愛八の生涯をたどり、ぶらぶら節に織り込まれた長崎の風俗、名物、時事をよみ解く。

に加筆し、整理したものである。

  1. 小説「長崎ぶらぶら節」のあらすじ
  2. 愛八の生涯(小説と真実)
  3. 古賀十二郎の生涯と素顔
  4. 「長崎ぶらぶら節」の起源
  5. ぶらぶら節に織り込まれた風俗、名物、時事を読み解く
  6. ぶらぶら節とおくんち
  7. 浜節
  8. 長崎の歌

あげはちか あいはちか
 文献などをみるとその全てが愛八を「あげはち」と呼んでいる。しかし、愛八の親族である姪の松尾絹子さん(愛八の弟の娘さん)によると、「あいはち」と呼んでいたという。
 このページでは、文献にそって「あげはち」とした。


 ぶらぶら節を調べるにあたっては、同級生の協力を得ました。持つべきものは同級生。心から感謝します。ありがとう。

 私の調査不足により事実誤認・遺漏・誤りなどがあるものと思われます。その責はすべて私にあります。ご指摘いただければ幸いです。 なお、小説「長崎ぶらぶら節」をまだお読みでない方は、一読されることをお薦めします。長崎の良さを再認識できる小説です。

●「長崎ぶらぶら節」 ●なかにし礼著 ●文藝春秋社発行


参考資料一覧

  • 「長崎ぶらぶら節」なかにし礼著(文藝春秋)
  • 「長崎ものしり手帳」永島正一著(葦書房)
  • 「長商群像」西日本新聞社刊
  • 「長崎の歌謡史」宮島密義著(長崎新聞社)
  • 「長崎県の民謡めぐり」江島子秋著
  • 「ながさきの民謡」(長崎新聞社)
  • 「長崎事典・歴史編」(長崎文献社)
  • 「長崎事典・風俗文化編」(長崎文献社)

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