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◆著者 |
脇山 順子(わきやま じゅんこ) |
◆出版社 |
長崎文献社 |
◆版型 |
A5版 |
◆頁数 |
132頁 |
◆ISBN |
978-4-88851-151-3 |
◆発行日 |
2010年5月25日(第1版) |
◆定価 |
1,260円(本体1,200円+税) |
◆購入 |
長崎市内の書店、他地域で書店に置いてない場合は書店で取り寄せ、または直接長崎文献社へ |
- ◆著者略歴
- 1936年 長崎県生まれ
- 1955年 長崎県立長崎東高等学校卒業
- 長崎女子短期大学教授を経て、長崎シーボルト大学非常勤講師、現在、長崎県美容専門学校非常勤講師、こころ医療福祉専門学校非常勤講師
専攻:食育学、調理学。
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◆目次
第一部 食卓での母の言葉
子どものころの「食」に関する教えは、今も支えになっています
第二部 子育て中の「かあさんのレシピ」
次の世代に伝えたい食卓の大切なこと
第三部 ひとり暮らしのスローフード
自炊してみたら、「ストレス発散できる」かも
第四部 夫婦で長生きしたい
世界一の長寿国ニッポンの夫婦が元気で暮らすための食生活
付録 長崎の伝統野菜の復活 長崎の旬の魚介類
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◆内容紹介 (はじめにより)
子どもから「早くごはんにしよう!」といわれると、ソワソワして早く食べさせなくちゃ! と腕まくりしをして子どもの期待に添えるよう頑張りたくなりますが、
「食べても食べなくてもどっちでもよい!」とか「別に、食べたいものがあるわけでもないし!」などしらけたセリフを口にされると、ガクンとなるのでは? そうならないためには、子どもとどのようなコミュニケーションをとればよいのか、手料理のよさを通して家族のあり方を考えて欲しいと願っています。
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通常、レシピ本は、必要なページのみ眺めるといった利用の仕方が多いと思います。「かあさんのレシピ」にも、毎日の食卓に乗せたいレシピがたくさん入っていますが、この本は食に関する読み物にもなっています。
栄養学的見地、現代の食への警鐘と提言、そして、子どもの頃、子育て中、子育て終了後、脇山さんの経験に基づくそれぞれの年代への具体的提言に、そうそうと頷くことが多々ありました。
国民をあげて食にこだわりを持つ国、イタリアでは、初めてマクドナルドが進出する時、大騒ぎになったそうです。日本は、すんなり受け入れる土壌があるようで、ファーストフード店の数の多さでは世界有数だそうです。忙しい現代に、すべてを手作りでというのは難しい世の中ですが、食は文化、そしてコミュニケーションの手段でもあります。「かあさんのレシピ」は食についてちょっと考えて見るきっかけを作ってくれる本。付録の長崎野菜や長崎近海の魚の紹介も嬉しい。(記:17回生 井上) |
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