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◆著者 |
脇山 順子(わきやま じゅんこ) |
◆出版社 |
長崎新聞社 |
◆版型 |
B5版 |
◆頁数 |
137頁 |
◆ISBN |
4-931493-64-5 |
◆発行日 |
2005年7月2日(第1版) |
◆定価 |
2,000円(本体1,905円+税) |
◆購入 |
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- ◆著者略歴
- 1936年 長崎県生まれ
- 1955年 長崎県立長崎東高等学校卒業
- 長崎女子短期大学教授を経て、現在、長崎シーボルト大学非常勤講師。
専攻:食育学、調理学。
長崎県男女共同参画審議会会長。
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◆目次
百花繚乱の長崎料理
風土の華−贅を尽した伝統料理
卓袱料理
南蛮料理
中国料理
鯨料理
四季の雅び−旬を寿ぐ行事食
正月・七日正月・節分・桃の節句・花祭り・端午の節句・風除け祭り・お盆・お月見・お宮日・秋祭り・庭あげ・師走
滋味礼讃−日々を重ねた地産料理
ご飯・麺類・豆・野菜・海藻・魚介・肉・汁物・菓子
手料理の基本
ご飯の炊き方・出しの取り方・スープの取り方・魚のさばき方・野菜の下ごしらえ・料理用語解説
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◆内容紹介(百花繚乱の長崎料理より
)
卓袱台(ちゃぶだい)のルーツ
唐船でやってきた中国の商人や船乗りたちが五島、平戸、松浦、長崎の市中に雑居するようになると、
彼らといっしょに暮らす日本女性も増えてきました。当然、新婚家庭の中に中国料理が入ってくるわけですが、それに加えて 中にはテンプラやゴウレンなど、南蛮料理を思わせるような献立もあったようです。長崎の卓袱料理のことを別名「和華蘭料理」
などともいいますが、どうやら卓袱料理のルーツは、多国籍の献立が作られていたこの時代の家庭料理にあるようです。
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目隠しで食べさせるときゅうりとメロンの区別がつかない子どもがいるなど、ファーストフードによる画一化された食品全盛の昨今、子どもたちの味覚に危険信号が出ています。脇山さんは長崎独自の食材、料理を掘り起こして普及に努められ、食の楽しみを取り戻すスローガンでもある「スローフード」を提唱されています。本書は、まさにその「スローフード」をレシピで表現したものと言えます。長崎の地勢、歴史、文化が育んだ郷土料理、124のレシピとともに、食材、調理法の背景にある歴史、文化への言及が、一般の料理実用書とは一味違った、読み物としてもおもしろい内容になっています。(記:17回生 井上) |
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