- 悩み、楽しんだJRCの青春
- 足立
- 団体としては、やっぱり人が良い人が集まるクラブだったと思う。自分が入ってていうのもおかしいけど、やさしい人が多くて楽しかった。
- 吉本
- 続いていた人たちは、そういう人だったんだろう。いやな人は早くやめちゃってしまうからね。
- 足立
- だから雰囲気はすごく楽しかったですよねえ。
- 野田
- 楽しかったあ、私。高校の3年間はJRCしかないっ。
- 一同 「お〜お」
- 吉本
- そうだよねえ。ある意味では僕らの生き抜きではあったと思う。学校での授業、家に帰ったら勉強、あと受験の大きな流れの中でね、気分転換。
- 一同 「うん」
- 山口
- 普通のクラブと違って、今おっしゃったみたいな自由な空気があるとすれば、それはそれで楽しいクラブだったでしょうねえ。
- 吉本
- 週に何回かは支部に行ってね。
- 小野
- おまんじゅう屋さんによく行った、支部に行った時。
- 一同 (笑)
- 小野
- 1個5円か10円か。
- 吉本
- 中通りのところにあったんだよね。
- 足立
- トコロテンも食べたんだ。
- 吉本
- あれ、どこだったんだっけ。
- 吉田
- 中通りの今のアーケードの細くなる手前のところ、車が入れなくなる1つ手前。
- 野田
- 眼鏡橋の…、青空市場ってあるでしょ?あの奥隣。
- 吉田
- 2階建の建物でね、白い古い洋館の。
- 西口
- 部室が無かったから、私なんか毎日行ってました。
- 足立
- 今考えると、奉仕活動で放課後支部に行って、夕方遅く家に帰ってたんですね、うちは浦上の方だったから。いまみたいに受験戦争の時代だったら、親はやっぱりやめなさいって行ったかなあと思うんです。夏休み中、こもって点字を打ったり原爆病院に行くよりも、やっぱり自分のことを考えなさいって言うのかなあって思うと、あの頃は良かったなと思います。
- 山口
- 先生との交流なんかは?
- 一同 「あんまりなかったなあ」
- 西口
- 私は覚えてないですよね。
- 山口
- ということは、団長さんが。
- 野田
- それか赤十字の北島先生。
- 一同 「そうそう、いたいた」
※写真を見ながら
- 吉本
- ここに、小島一慶が写ってるもんね。
- 足立
- あら、そうなんですか。
- 吉本
- そう、同期でJRCだった。
- 山口
- あの方は、演劇部では?
- 吉本
- 長くはいなかったですけど。
- 吉田
- おしゃべり一慶
- 吉本
- ああ、あの頃からもう天賦才がありましたよ、いやいや。
- 吉田
- ほんと、しゃべりはうまかったよなあ。もう、やかましかって言ってた。 一同(笑)
- 山口
- 卒業されてからは、JRCとして集まられたことは、あまりないとか。
- 吉田
- ない。結局、大学がバラバラでしょ?
- 吉本
- 長崎に帰った時、何人かとは会うことはあったですけどねえ。ちゃんとしてみんなで集まろうというのはなかったですよ。
- 吉田
- いや、何のことはない。ここにいる吉本良子さん、当時何て言うたっけ?今嫁さん。 一同(笑)
- 山口
- 西口さんもそうですよね。
- 野田
- そうよねえ。
- 山口
- だから今日は、どちらかはご夫婦でご出席いただきたかったんですよ。
- 一同 ああ、なるほどね(笑)
- 山口・亀川
- 本日はどうもありがとうございました。
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