亀井守正先生からの便り
現在、長崎南高校の校長を拝命しています。今は、身も心も『南高』の人間になりきってがんばっています。それでも、この原稿を書こうとペンを執ると、何か胸の熱くなるのを覚え、切ないものが胸を締めつけます。
教員としての出発が、東高定時制で、間に離島派遣の三年をはさんで、十六年間勤めさせていただきました。自分のこのような者に『東高』の教師が勤まるかと不安を胸に、懸命にがんばった日々、一緒に山に海にキャンプしたこと、竹運び、桟敷づくり、おにぎりのさし入れ、政治活動に揺れたときの数々が、走馬灯のように脳裏を駆け抜けていきます。すばらしい教師生活を歩けたのも、皆さんのあたたかさがあったればこそと思います。
現在も、私が世話人代表で、西山校舎時代の昭和生まれの教職員を中心に、「西山みどりの会」を、毎年十二月二十五日、林さんの白雲荘で開いています。自宅は、底部水源地の中にあります。『東高』は、私の心の中に食い込んでいます。
感謝の念を込めて、在京同窓会の皆さんの御健康、御活躍を心からお祈りします。