15回生、渡辺千尋さん著書『殉教(マルチル)の刻印』出版ご案内


小学館ノンフィクション大賞・優秀賞受賞作品です。第一回蓮如賞を受賞した一作目『ざくろの空―頓珍漢人形伝』に続く二作目の作品。渡辺さんは版画家でもあり、最近は作家との二束のわらじ生活が定着しているようです。

 

殉教(マルチル)の刻印』


殉教の刻印カバー 殉教の刻印中
著者 渡辺千尋
小学館
定価1,500円+税
発売日 2001年11月10日
全国書店にて
 

 ★第8回小学館ノンフィクション大賞・優秀賞受賞作★

 400年間封印された
ビュランを持つ手が初めて触れた一枚のキリシタン銅版画に秘められた「真実」とは?


 殉教(マルチル)の刻印』を推す(作家 猪瀬直樹氏)
大賞に推すのは(中略)構成に工夫があり文章も安定している『殉教の刻印』しかないだろう、と思ったのである。推理小説ともいえるつくりになっているので詳しい解説はひかえるが、銅版画『セビリアの聖母』の謎が解き明かされていく過程は、充分に説得力があった。(選評より)
渡辺千尋(わたなべ・ちひろ)
1944年生まれ。長崎市出身。
1978年、日本版画協会奨励賞受賞。
銅版画家として活躍し、画集に『叛吐』『掌画集』『象の風景』。チェコ国立版画美術館に『象の風景』シリーズ全作品が買い上げられ、収蔵されている。
著書『ざくろの空―頓珍漢人形伝』(河出書房新社)で第一回蓮如賞受賞
 

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