深堀に生まれた平幸治さん(15回生)が故郷の歴史に取り組むきっかけになったのは、大学時代、図書館で見た『佐賀県資料集成』第四巻「深堀家文書」、実際の執筆取り組みは、数十年後、勤務地東京で多くの資料に当たることができるようになってから。 銀行に勤める傍ら、10年がかりで執筆された大著です。 |
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◆内容 明治の廃藩置県後、深堀地区は長崎県となったが、藩政時代は佐賀藩の飛び地、隣接する公領長崎とは少し趣をことにした歴史、文化を持っている。 本書は、縄文時代から幕末までの深堀地区の歴史を網羅する。 鎌倉時代、上総国から移住し、この地を領有した深堀氏は戦国時代を潜り抜け、豊臣政権の下、鍋島藩に臣従する。江戸時代に長崎港警備が家役となった深堀氏を軸に、周辺地区で起きたさまざまな事件とのかかわりを解説した深堀地区の色濃い歴史を纏めた大著。 |