薬学を学び、大手製薬会社の一線で医薬品業務に携わってこられた渡辺さんが、30年近くになる自らのC型肝炎にどのように向き合い、治療をしてこられたかを記された書物です。夢の治療薬といわれたインターフェロンが効かないタイプの肝炎に罹患していながら、プラス発想の生き方をすることで、免疫力を高め、正常人以上の多忙な生活を送ってこられた経験を紹介されている本著は、150万人と言われるC型肝炎患者やその家族にとって、力強い一冊です。