- 『長崎遊学者事典』
- 著者 平松 勘治
- 発行所 渓水社
- 価格 6000円(税別)
江戸時代に長崎に遊学した1052名を出身地による都道府県別に配列。生没年・遊学時の年齢・事蹟を判明する限り詳細に記録する(『長崎遊学者事典』帯より) |
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医学や蘭学、砲術などを学んだ1052人を収録している。生誕の年や没年、遊学後の業績などを出身都道府県別、五十音順にまとめた。A5判、457頁。
長崎で初めて西洋の文物に触れ、多彩な学問に関心を持った平賀源内など著名な人物から、海軍伝習所に学んだ地方の無名の藩士の事蹟まで、幅広く紹介している。
平松さんは県立高校の日本史教諭や校長、県立図書館長などを歴任した。退職後、各都道府県所蔵の資料を取り寄せるほか、自ら全国各地に足を運ぶなど、約10年かけて調査を続け、本を書き上げた。「なかなか人物が見えてこず、執筆に悪戦苦闘した人物ほど、今となっては思い入れがある」と振り返る。
全国の都道府県立図書館などへの寄贈も予定している。「長崎で学んだ文化人や明治維新の原動力となった人々の筆跡が消えないよう、少しでも多くの人の目に触れてほしい」と語っている。
渓水社(広島)から300部発行。
(新聞記事紹介記事より抜粋)
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