|
|
|
◆著者 |
別當 久子(べっとう ひさこ) |
◆出版社 |
長崎文献社 |
◆版型 |
四六判 |
◆頁数 |
194頁 |
◆ISBN |
978-4-88851-139-1 |
◆発行日 |
2009年7月10日 |
◆定価 |
2,000円(+税) |
◆購入 |
長崎文献社
http://www.e-bunken.com/shopdetail/005000000017/ |
- ◆著者略歴
- 大正12年(1923年)12月16日、島原市に生まれる。
- 昭和15年 長崎県立島原高等女学校卒業
- 昭和17年 実践女子専門学校家政科本科卒業
- 昭和18年 長崎県立島原高等女学校教諭
- 長崎県立島原高等学校教諭
- 昭和25年 長崎県教育委員会指導主事
- 昭和29年〜昭和35年
- 長崎県立長崎東高等学校教諭
- 昭和38年〜 純心短大、県立女子短大など非常勤講師
- 昭和58年 長崎市教育委員(2期8年)
- 平成12年 沖長崎入会
-
|
|
◆目次 |
発刊を祝して 寺田 隆士 |
序 中尾 杏子 |
第一章 押絵雛 | 平成12年〜15年 |
第二章 シルバーマンション | 平成16年〜17年 |
第三章 螺鈿の道 | 平成18年〜19年 |
第四章 スエズ・パナマ | 平成20年〜21年 |
移ろひ(フォトアルバム) |
あとがき 別當 久子 |
|
◆「第三章 螺鈿の道」より抜粋
平成18年1月12日夫逝去・前日誕生日
明日逝くと知らで祝いし老いの春
「ご苦労」は夫の遺言よ桃咲けり
真つ新な夫の白靴遺りけり
喪の正月どこへも行かぬ紅をひき
落花浴び螺鈿の道を来て八十路
|
別當久子先生は喜寿を迎えられて俳句を始められたそうです。句歴10年足らずで、立派な句集を上梓されました。何歳になっても新しいことに取り組まれる意欲、知性、感性、柔軟さを私たち生徒は誇りに感じます。
句集『螺鈿の道』は、自分史とも言える内容になっています。別當俊先生の介護と送り、教え子たちとの交流、長崎、旅、心の華やぎなど、俳句の形式ですが、別當久子先生の日常とお心持ちが、ストレートに伝わってくるようで、エッセイを読んでいるような気分で一気に読ませていただきました。(記:17回生 井上) |
|