まずは、当日(6月9日)です。
いつも通りの5時起きでした。あいにくの曇り空。
東京駅10時30分発の踊り子号2号車に8人分2ボックスを確保したとのレクレ部長C栗原の情報をもとに、10時頃着けば よかやろと思って新松戸9時13分発の千代田線に乗りました。予定通り10時頃東京駅着。さて、何番ホームに行けばよかとかなと思いつつ、踊り子号は東海道線でよかとかな?
と、ただ、ホームば間違えて、バタバタすっとは みっともなかけん慌てず、おのぼりさんみたく 駅員さんばみつけて 「踊り子号に乗りたかとばってん何番ホームね」と言いそうになったばってん、そこは東京歴30年やっけん「踊り子号は何番ホームですか」ときちっとした標準語で聞いて、ようやく東海道線のホームに到着。綺麗どころとC栗原がビールば抱えて待っとるやろと思うとったら だれもおらんやった。C栗原の携帯に連絡して「わい どこにおっとや」というと「今、上野駅。もう新幹線に乗っけん切るぞ。」新幹線?あれ〜踊り子号は〜?どうなっとっと おいだけかっちぇられんやったとやろかと思いよったら伊藤さん(同じ苗字ばってん おいの女房じゃなか〜)が来たけんホッとしたと。新幹線の話ばしたら 「私も踊り子号の切符ば送ってもらったよ。栗原さんにだまされたとじゃなか」といわれてほんとにホッとした。
そぎゃんこぎゃんしよったら C栗原が来たけん 新幹線の話ばしたら平気な顔して「聞き間違いやろ」って 言うもんやけん そうかな〜と 今でん疑ぐっとっと。そこに、一升瓶(淡海乃寒梅)ばバッグに入れた小柳さんが登場。「重か〜」の連発やったけど あっしは新幹線のことが気になってて 持ってやることもせんで 気のつかん男でごめんね。小柳さん。今度は持ってやるけんね。(もう一升瓶ば持って修学旅行には行かん て思いよるやろ〜ね)次いで、フィリピン・キラーの猪股君登場。こいは C栗原の用意した踊り子号2号車・8人分2ボックスの切符じゃなく 自分で手配した切符やったけん まさか そ〜っと彼女同伴じゃなかやろ〜ねと思いよったばい。そういえば伊豆にチェックインした後もちょいちょい 姿ばみんようになったけん まさか〜と思いよる今日この頃です。
踊り子号がホームに入線。乗り込んだら初参加の中原さんが居て(中原さん ごめん。猪股より先に来とったかどうか記憶のなか〜)、後は川崎駅でこれも初参加の上田さんがまた大船駅では坂本さんと初参加の辻野さんが乗り込めば踊り子号2号車・8人分2ボックス組は全員集合になるはずで、踊り子号に乗り込んであと5分で出発という時に、重大なことに気付いたっさ。「栗原、わい ビールはか?」「あっ!!」素早くホームに飛び降りた栗原レクレ部長。無情にも出発のベル。乗り遅れるかと心配しとったら無事飛び乗ってきよった。ホッとして良く見たら手にな〜んも持っとらんやった。「ビールは?」「カゴに入れてレジで待っとったらベルが鳴ったけん そのまま置いてきた」「置いてきたって。そんな〜。ま〜っしょんなかね。大船駅で待っとる坂本さんの携帯に電話してビールば買ってもらうしかなか。わい はよ電話せろ」「番号は?」「レクレ部長のわいが知らんとか?」「知らん。」「え〜」 このばかチン社長と 心の中で罵倒しよったら 車内売店に買いに走りよった。ただ、また手ぶらで帰ってきよった。「まだ、ビールは電車に持ちこんどらんげな。途中の駅で持ち込むらしかっさ」「………」背中側のボックスば見ると、おばちゃん達がうまそうにビールば飲みよった。わけば話して 譲ってもらいたかった。そんぎゃんこぎゃんしとったら 川崎駅で上田さんが、大船駅で坂本さんと辻野さんが乗り込んできて8人分2ボックス満席になったけん猪股は自分の席に戻ったとさ。坂本さんと辻野さんが「つまみばたくさん買って来たけん」って、袋の中からつまみば出しよったけん「まさかビールはなかやろね」「なか。どうして」「買い忘れた」「え〜。」てなことば話しよったら、栗原レクレ部長が再び車内売店に走って、今度は大事そうに缶ビールば一箱抱えて帰ってきた。あっしは「偉い」と心の中で誉め殺しながら美味しくビールをいただいたわけです。
ピッチは早く、空の缶が窓にズラ〜っとならんでしまいました。たかがビール されどビール こん なに待ちに待ったビールはなかなかなか〜。それもこれも栗原レクレ部長のおかげで貴重な経験ばさせてもろうたばい。猪股一人じゃ可哀想かけんボックスに猪股ば呼んで車中楽しく伊豆高原駅まで行ったばってん 8人分2ボックスマイナス9人イコールマイナス1人で、トイレに立つと もう自分の席が無く次の人がトイレに立つまで立っとらんばいかんごとなってず〜っと伊豆高原駅までいす取りゲームばしよった。
ようやく伊豆高原駅に着いて、改札口ば出たら車組の坂口君、西川君、市来君達の熱烈歓迎ば受けた。そのまま坂口車、市来車に分乗して、前回にも行った蕎麦屋(なんという屋号か忘れた)で昼食ば食べて、そのまま三菱重工伊豆高原クラブにチェックインしたとさ。着いたら、すぐ今晩の3次会々場の部屋 (坂本さんと伊藤さんと上田さんの和室やったかな)ば決めたら、西川君がスナックセット(韓国焼酎とグレープフルーツ2袋と絞り器に炭酸水10本ぐらい)ば持ち込んでジンロ(韓国焼酎)のグレープフルーツ割りをみんなにふるまったけんおいしくご馳走になりました。この間、猪股君と市来君と小柳さんはお昼寝タイムに入って、夜に備えたわけです。市来君!!パンツ姿の寝姿は色っぽくなかったけん こいからはズボンば穿いて寝てくれんね。スナック西川(?)で飲んでいた連中は三々五々、風呂に入ったりして、夕食兼宴会に備えて英気を養ったわけです。夕食の時間になったので、食堂に行くと古賀夫妻が到着していて、これで20年目の修学旅行参加者全員がようやく勢揃いしたわけです。
宴もたけなわになると、「2次会はカラオケば予約しとっけん。行くぞー」という栗原レクレ部長の一声で、場所をカラオケルームに移して2次会が始まりました。「予約は1時間やっけん 一人1曲だけやっけんね」との栗原レクレ部長の要請に、素直に従うような連中じゃなかったばい。曲目予約は7曲か8曲しかできんとにみんなが殺到して、「おいの曲が予約できん」と文句を言うやつが続出でした。こんなもんは早いもん勝ちばいとすぐに歌い始めて1時間はアッというまでやんした。カラオケももうおわりばいと思いよったら栗原レクレ部長の「古賀の奥さんが着物に着替えて待っとるげな」との一声で、同窓会音頭の記憶が蘇ってきて、思わず「カラオケルームの延長はできんかな〜坂口」と叫びよったです。しばらくしてから坂口の「1時間延長オーケーやったばい」の声を聞いたら、みんな拍手喝采やったばい。「おい もっと延長できんとか?このまま同窓会音頭ばつぶそう」との意思統一のあったごたる。坂口の「もう1時間延長オーケーやったばい。もう予約した」との声は神々しくさえ聞こえ 内心、万歳万歳の連呼やったとはおいだけじゃなかったはずばい。
合計3時間の大カラオケ大会やったばい。ようやくカラオケルームば後にして3次会の会場に戻って、宴会の続きばしたばい。初参加者の為に一人一人が順番に自己紹介というか卒業から今までのことについて、質問交じりに紹介しあって 夜はふけて、楽しか夜を過ごしました。栗原レクレ部長は紹介しあっとる横で、大の字になって眠りこけておりました。2時半か3時頃(もちろん朝の)なごり惜しくもおひらきになり、三々五々自分の部屋に戻って寝たわけです。ここまではおいも 楽しか夜と思いよったばってん、地獄はここから始まりました。なんとなく隣の市来君の部屋に行ったら、坂本さんと伊藤さんが来て、市来君と二人、大反省会ば させられましたばい。おいは途中で寝てしもたごたるけん、途中のことはようわからんばってんか 翌朝、市来君から聞いた結論としては「綺麗どころという言い方は もうやめて。綺麗じゃなからんば来られんごとある。そいからOさんやMちゃんたち 来んやった人ば話題にすっとは やめて」「私達はカラオケばはよ引き上げて部屋に戻って話しばしたかったとに。つもる話しもあったとに。」(せからしか わいたちも カラオケば歌いよったやっかといいたかったばってん いえんかった)
く〜り〜は〜ら!!わいが しっかりせんけん こっちに とばっちりが来てしもたやっか。もうおいは綺麗どころという表現は金輪際せん。こん旅行記が最後ばい。こいからは女性軍ということにすっけん。そいから、大串さんや麻実ちゃんのことは もう話題に金輪際せんけん。栗原 わいもすんな。
こうして、一日目は終わりを迎えました。おいが 寝たとは4時半頃やったかな。猪股君は隣の布団で平和な時を過ごしておりやした。あれ?やっぱり彼女同伴じゃなか 一人やったとかね と安心しつつ眠りにつきやした。
 眠りについた途端、目覚し時計のうるさか音で眼がさめやした。だいが旅行に目覚し時計なんか持ってきたとかと少々腹立たしく思いながら起きやしたら もう7時でした。猪股君はどこに行ったとか 布団は もぬけの殻でした。多分、また朝のマラソンやろと思いつつ、アルコールの残ったむかつく胸ばがまんして ゆっくりと 身支度を整えたわけです。洗顔している最中に猪股君が帰ってきたごとあったばってんか 目覚まし時計のことで文句いうのば忘れてしもた。ここまで ずいぶん 詳しく紹介したけん 2日目は特に事件もなかったけん 少し はしょりたいと思います。
朝食後チェックアウトまで、市来君の部屋でのんびりと缶ビールで迎え酒をしよったら 「ベッドば貸して」と坂本さん、伊藤さん、上田さんの女性軍が来て出発まで横になっとらした。おいたちは缶ビール1本しか飲めんやった。
今日はどこに連れていってもらゆっとかなと思いよったら 遊覧船で城ヶ崎海岸ば海側から見物すっとさとのことで
車に分乗して 遊覧船に乗りに行きました。約30分の遊覧でしたが のんびりと走っとかと思いよったら 城ヶ崎のつり橋まで全力疾走してつり橋の近くでUターンして また全力疾走で帰ってきただけやった。この後、伊豆海洋公園の城ヶ崎みはらしガーデンにビールば持ち込んで芝生の上でゆっくりした。今考えると あの芝生の上で昼寝すればよかったと後悔しっとっとさ。栗原レクレ部長は昼寝したげな。腹減ったけん 昼飯ば食おうということになって、
前回行った海女屋という回転寿司屋に行って男6人で52皿食べた。あ ビールが入とっけん46皿やった。女性軍が何皿食べたかは怖くて聞けんやった。安くておいしかったでやんすよ。そのまま車に分乗して熱海駅まで送ってもらって、新幹線組と別れたおいと小柳さんは小田急線の千歳舟橋駅まで市来車で送ってもらって、この20年目の修学旅行ー伊豆高原編は波瀾万丈やったばってん なんとか終了しました。市来君送ってくれてありがとうね。おいは家に着いたとは8時半頃やった。疲れた〜。ふぅ〜。
旅行記は以上ばい。他に事件はなかったと思うばってん だいか付け加ゆっことがあんなら 付け加えてくれんね。おいは 仕事の忙しゅうなったけん 読み返す暇のなか〜。了 
伊藤宣嗣君の修学旅行記