大磯・湘南平ハイキング

2009−03−19

  参加者:茨木、江川、城戸、草野興芳、草野溥子、葛野、呉、小中
      陣内、中島、西田、平野、本多、三谷、三田村、吉田 

  コース:大磯駅〜旧東海道松並木〜高来神社〜高麗山〜浅間山
      (181m.本コースの最高地点)〜湘南平〜城山公園=(バス)=
      小淘綾(こゆるぎ)の浜〜鴫立庵〜大磯駅

心配していたお天気は日が近づくにつれ、天気予報は晴れマークが大きくなり、当日は汗ばむほどの好天。
総勢16名の参加者は大磯駅近くの公園で軽く体をほぐし、広重の浮世絵にでも出てきそうな松並木の下を通り、高来(たかく)神社へと向かう。ここから高麗山(こまやま)までは、急な登りが続き、このコース唯一の難所。みんな、息をきらし、ゆっくりと登る。
湘南たいらなのに、こんなにきついとは思わなかったなあとの声もあり、頂上に着いた時は本当にほっと一息。しばし休憩。
気を入れ直し、芽吹き始めた木の間ごしに相模湾の海を見ながら、うららかな春の陽をあびて歩く。最高点の浅間山へ上がり、程なく赤白だんだら模様の電波塔(?)が見え始めると、芝生の湘南平が目の前に明るく広がっていた。
ここで、青く輝く海を見ながら、ご馳走いっぱいの昼食。
昼食をすませてから、展望台へ上がってみる。360度の眺望。見えるはずの富士山は春がすみにかすんで見えず、残念。
集合写真を撮って、城山公園目指して下る。山道、住宅街の中の道、畑の中の道、変わる風景の中を通って、城山公園に着く。
園内の郷土資料館には、縄文土器など発掘された太古の日本の人々の生活を垣間見る資料が展示されており興味津津。一休みして、展望台へと登ると、眼下に相模湾が大きく広がり、ベンチに腰をおろして眺めていると、これまで歩いてきた疲れが溶けていくようで、いい気分になる。かつて三井財閥の別邸があったという園内は広く、工夫された庭園もあり、ひまがあれば、再度訪れるのも面白いかもしれない。
ここからバスに乗り、途中下車してこゆるぎの浜へ出る。
午後から少し強くなった南風にあおられるように、海は荒れていて、引いては打ち返す波は、高く白く泡立つ。青い海と白い波と。。。
しばらく見とれて過ごす。
五分ほど歩いた所に、西行の「〜〜〜鴫立つ沢の秋の夕暮れ」の歌で知られる鴫立つ沢があり、そのほとりに藁ぶきの鴫立庵が立っており7名ほどで立ち寄ってみた。現在は俳句道場として、句会などが催されているとのこと。邸内には歌碑や句碑がたくさん並び、この庵が結ばれた江戸時代の匂いを少しだけ感じることができた。
大磯駅から電車に乗り一駅、反省会は平塚の“さくら水産”で。
「湘南平」という名のハイキングにしては、今回は少し歩きでがありすぎたかもしれません。皆さん本当にお疲れさまでした。
程よいお酒で疲れを流して!カンパーイ。

                    吉田 素子




高来神社から高麗山まで急な登りが続く。
がんばれ!がんばれ!もう一息!



ゆるやかな尾根道を歩く。  木の間から海が見える。



湘南平へ到着。総勢16名。 (草野溥子さんは撮影中)



湘南平より城山公園をめざして歩く。


途中、白岩神社へ立ち寄り参拝。



城山公園の展望台へ上り、一休み。



こゆるぎの浜。 荒れた海の大きな白波にしばし呆然。





西行ゆかりの鴨立庵



電車を待つ



反省会は平塚のさくら水産。  皆良いお顔です。




写真撮影 : 草野 興芳さん ・ 草野 溥子さん