横川アプトの道ハイキング

2008−05−08〜09


今回は「横川碓氷峠アプトの道」のハイキングでした。
幸いに五月晴れに恵まれ、又16人もの参加を頂き、楽しく盛り上がった1日でした。日帰り組み:3人、宿泊組み:13名の構成でした。
何分都心から130km離れ、横浜方面の方々にとっては3時間半もの長旅からのウォーキング開始です。横川駅10時50分着。もうぐったりかと思ったら、到着早々、近藤さん指導のもと、準備体操(ストレッチ)の開始。
流石サムライ会の若きメンメンです。
アプトの道は、横川〜軽井沢間 11kmの信越線が平成9年に廃線となった後、途中の橋梁レンガ製4連アーチの ”めがね橋”までの区間 5kmにレール、架線は当時のままで、レールの上を簡易舗装して出来たものです。
途中碓氷関所の東門跡、電力を補充する丸山変電所跡、露天風呂から山々が満喫出来る峠の湯、周囲1200mの碓氷湖等があり、夫々の箇所には休憩を兼ね立ち寄りました。
峠の道ですので当然、往路は全て上り、復路は下りとなります。
軽井沢までは550m程の高低さがあり、勾配も66.7パーミル(1000mで66.7mの高低さ、
Tan4度弱)で急勾配日本一で、アプト式が採用された理由のようです。(明治26年設置)
軽井沢までは26のトンネルと18の橋梁があり、そのうちの 5トンネル、3橋梁を今回は体験しました。
コースの前半は単調な登りですが、偶々お猿さんが歓迎してくれました。中程の峠の湯を過ぎた頃からは勾配も急になり、トンネルも連続し、新緑にも囲まれマイナスイオンを一杯味わいながら気持ちの良い散策が出来ました。
碓氷湖はダム湖ですが、新緑と綺麗な水に恵まれ、その湖畔で峠の釜飯の「おぎのや」に予約した弁当で早い朝食の後、やっと頂点に達した空腹を満たしました。
めがね橋では安中市のガイドさんが丁寧に碓氷峠鉄道に関する説明をしてくれ、今更ながら当時の苦労と鉄道にかんする貴重な記録等を学んだ次第です。
帰りは予定通り5時頃横川駅に戻り、日帰り組み3人は小中君の車で高崎経由で、そして宿泊組みは宿の送迎車で国民宿舎裏妙義へ。夜は反省会も十分に出来ました。
翌日は同じ宿の送迎バスで世界遺産申請中の「富岡製糸場」へ。
明治5年設立の木造、レンガ作りの工場をガイドさん付きで見学しました。
最後は高崎駅のレストラン街で昼食をとり、何時もより早く帰路に付きましたが帰りも又長旅、皆さん家に着いたのは夕方頃だったでしょう。
2日とも五月晴れに恵まれました。”天気よければ全て良し”と言います。計画の不行き届きな面を多少は補ってくれた事に感謝すつつ、参加の皆さんのご協力大変有難うございました。

 PS このルートは紅葉の時期も良いと思います。
    車でお出かけの場合は峠の湯又は碓氷湖に車を止め、めがね橋まで(往復3km程度)
    の散策をお勧めします。
    今回行けなかった麻芋(アサオ)の瀧、妙義神社等が付近にあります。
    帰りは峠の湯で一風呂、最高と思います。足を少し伸ばせば軽井沢です。
    今回行けなかった方々、もう一度行ってみたい方々 どうぞ。





アプトの道 起点




横川駅から5分の麻苧(あさお)茶屋にて
吉田・中島・近藤・下田・小原・城戸・茨木・浅井・内野・呉
有馬・吉岡・小中・平野・谷原・本多 のみなさん



横川駅で 皆さん朝が早かったせいか、どうしても昼食まで待てない人が立ち食いを(実は下田君) 出発前の準備運動 近藤さん指導のもと全員で
ストレッチ
何故か猿がお出迎え。いや猿からすると、
我が領地に人間様が・・・
元気な先頭集団が後続を待つ。
(登り勾配のせいか100m位の差がつく)



旧丸山変電所(発電所からの電気を蓄電し、アプト式鉄道に電気を供給する所・明治44年建造)


トンネル内も通過

軽井沢迄に26あるトンネルのうち 
5つのトンネルを歩きました。
ひんやりとした空気で快適。
ところどころレンガが崩れておりましたが昔のままです。



横川駅から4km程歩いたところにある碓氷湖を1周(1200m)めがね橋を模した橋が架かっていました。




新緑と綺麗な水を貯めた碓氷湖畔で楽しい昼食
朝が早かったせいもあり、殆どの人が「おぎのや」の弁当、峠の釜飯を予約、食後は何時ものように現地調達(湯沸かし器、天然水持参)での美味しいコーヒーを頂く。





碓氷湖での集合写真



右側に棒が写っているのは宇宙ステーションの足のようですが、実はサムライ会の旗の棒です。
持ちながら撮ったもので。
碓氷峠に掛かる鉄道は最初はアプト式
次が電気機関車による補強(前後2台で)その後廃線と なり、現在は新幹線が(別ルートで)。
この橋梁は電化された時並行して設置された鉄路に掛かったものが今も残っている。
(めがね橋から)



折返し点のめがね橋では思いもかけず、安中市教育委員会のボランティアガイドさんによる
碓氷峠に掛かる鉄道の貴重な話を30分も聞く。



めがね橋  
4連アーチのレンガで作られた日本最大の橋梁。
(レンガ200万個、長さ=100m 渡り始めと終わりでは高低さ:6m




★ 下の写真はサムネイルです

国民宿舎裏妙義 での楽しい夕食風景。
横川駅から送迎バスで15分妙義山の山懐にあり、緑に囲まれた宿で汗を流したあとでの一風呂、
そしてビール、カンパーーーイ。
  満足満足。ビール10本、焼酎 1ボトル、日本酒 4本 酒量は少し落ちたかな。



夕食を終えてからの2次会。
出るは 出るは お馴染み茨木節の「長崎・大音寺物語」



翌日 9日宿の送迎バスで 富岡製糸場へ(世界遺産申請中)
明治5年創立で当時のまま残っている。
ガイドさんによる説明を聞きながらの 1時間ほどの見学。 
140mの繰糸場では300人の女工さんが働いていたとか。1つの繭から1000m強の生糸が出来るとか。





コメントと写真説明 : 内野 鐵平さん  写真撮影 : 内野 鐵平さん・呉 信裕さん