金時山と箱根古道ハイキング

2008-12-11〜12

12月のハイキング会は、呉さんの企画により好天にも恵まれて、箱根外輪山の北に位置する金時山(標高1213m)にアタックし、宿を仙石原に求め箱根を巡る1泊2日のハイキングを男子6名、女子5名の参加をえて行われました。

初日、集合場所の乙女峠バス停に御殿場側から3名と、小田原駅にまず集合してそこからバスを乗り継いで乙女トンネルをくぐって向かった8名とが無事ほぼ予定時刻通りに合流。準備運動を済ませてまず第一の目標地点の乙女峠をめざす。
ここ乙女峠は眺望に優れた富士見三峠の一つと言われています。この日も白雪の富士の峰が裾野を広げて鮮やかにその姿を見せていました。仙石原、芦ノ湖も一望のもとに。

ここから尾根ルートを長尾山経由金時山へ。金時山が近づくころ、下りの難路、鎖の手すりがある難路そして急な登りの難路を耐えながら進み、最後はよじ登るがごとく山頂に至る。
仙石原、芦ノ湖が遥かに。そして台ヶ岳、早雲山、神山などの山なみも遥か彼方に。出発点の乙女峠バス停から金時山頂上まで約2時間。標高差413m。風が強いため茶屋へ入る。
金時娘で知られる金時茶屋で持参の弁当に注文した具沢山のどんぶり汁で一息をつく。さすがに防ぐもののない山頂は風が強く霧も茶屋をおおい、遠く富士の峰も大きな雲が途切れなく流れてきて山容全体を覆い隠してしまいました。

初めての金時山に
・金時小屋での味噌汁のなんとおいしかったこと!(吉田)
・頂上に立って、素晴らしい富士山を見た瞬間に疲れも吹っ飛びました。(近藤)
・かねてから金時山は登ってみたい山でしたので本当に記念になりまた達成感がありました。(林)
と語ってくれました。

下山は矢倉沢峠を右に折れ、金時登山口まで約一時間半。急坂の連続でその標高差は548m。
金時登山口まで辿りつくと心はすでに今日の宿(四季倶楽部フォレスト箱根)へ。そして露天風呂に湯上りの一杯と気がはやる。

今回の参加者(あいうえお順・敬称略)
有馬祥子、 小原一郎、 草野興芳、 葛野純一郎、 呉信裕、 近藤静代、
西田孝義、 林洋子、 平野輝代、 本多英一郎、 吉田素子 のみなさん


二日目、今日も好天。朝食を済ませて後、事情で帰宅した4人を除いた7人で芦ノ湖東岸の小田急のホテルへ向かう。
山のホテルの庭園で小休止。箱根神社の大鳥居を眺め湖畔を散策し元箱根方面へ向かいながら箱根古道(箱根旧街道)に入る。直ぐ石畳の道が始まる。江戸期石畳の道になる前は雨が降ると泥濘の道となり大変な難渋を極めた道だったという。

昼食の甘酒茶屋で甘酒、田楽、心太それに少々のお酒で空腹を満たす。次の集落は畑宿そして須雲川、奥湯本、湯本とまだ先は遠く長い。
時々濡れて滑りやすい下り坂の石畳の道がある。油断が出来ない石畳の道である。
昔の旅人の苦労に思いを馳せる。ホテル旅館が集まる滝通りを経て箱根湯本駅へ辿り着く。
元箱根から距離は8kmはあるでしょう。しかも山道だ。よく歩いたものだ。もう夕暮れも間もない。

金時山の頂を極める事が出来たこととあわせこの古道歩きもよき想い出となる。

                         草野 興芳




呉・近藤・本多・草野・吉田・林・小原・葛野・西田
平野・有馬 のみなさん

赤が良くお似合いの葛野さん 富士山を背に笑顔の素敵な平野さん
乙女峠バス停からの富士 乙女峠からの富士(手前に見える御殿場の町)
乙女峠の案内板の向こうに富士山 長尾山への尾根から見た仙石原そして台ヶ岳と神山
尾根から遥かに芦ノ湖が見える。左に冠ヶ岳、神山 眼下に仙石原の街並み。彼方に小さく芦ノ湖が
金時山までもう一歩 金時山山頂 海抜1213m

  

金時山山頂にて
  

金時山から下山ルート(八倉沢峠)方面を望む 下山風景


ハイぱちり!今夜の宿にて





  

小田急山のホテル庭園にて。真白き富士が遥かに
  

湖面が逆光に映えて(芦ノ湖東岸より) なんとなくユーモラスな、お二人


  

箱根古道 石畳を歩く


  

箱根古道最大の難所・を渡りきるの記念写真(板の橋2枚を全員無事に渡る)