川崎大師道歩き

2017−11−09

 風は強いながらも適当な日差しで寒くもなく、まずまずのウォーキング日和で、川崎の成り立ちを偲ぶ歴史散歩ができました。

川崎大師参詣のために敷かれた「東日本最初の電車発祥の地」をスタートし、平安時代に建立された「真言宗大本山川崎大師平間寺(へいけんじ)」へ。初詣客が多いので有名ですが平日のためガラガラで、寺内の建物・碑をゆっくり鑑賞できました。次いで隣接した大師公園内にある中国庭園「瀋秀園」を散策後、風が強いため、歳にふさわしく公園内の老人いこいの家の一室を借りて落ち着いて昼食。

午後は、大師河原酒合戦で有名な「若宮八幡宮」、大きくそそり立った男性シンボルの神輿が練り歩き、外国人が押し寄せる「かなまら祭」で有名な金山神社を訪れた後、明治時代に多摩川と二ヶ領用水の間に進出した川崎の第1期工場群跡(現在は味の素の大工場群)を右手に眺めながら、大師道を川崎方向へ。カニ伝説、塩どけ地蔵、溝口水騒動の歴史を残す「医王寺」で一休み。「港町駅」では、ボタンを押すと流れる美空ひばりの曲「港町十三番地」に合わせて合唱。駅の裏にあり今は近代的な高層マンション群になった元日本コロムビアの工場跡地を抜けて多摩川へ。明るく開けた土手の上を六郷橋へと散歩。

橋が架けられる大正14年までは渡し舟だった、川崎宿の入口の「六郷の渡し」で昔を偲んだ後、旧東海道の川崎宿を歩き「東海道かわさき宿交流館」へ。充実した映像・展示資料で川崎の成り立ちを学びながら一休みした後、さむらい会御用達のさくら水産で、何時ものように元気回復。

開催案内に歩行約18,000歩と記載したためか、参加者が何時になく少なかったが、途中ショートカットしたためか14,000歩程度で済み、アップダウンの無いコースだったたこともあり、皆元気に完歩しました。
参加者は、女性 有馬、中島、近藤、林、男性 高本、西田、呉、小原の8名でした。

                            小原 一郎 記




出発点の元気な顔




   

 東日本最初の電車発祥の碑

 初詣とは違って境内はガラガラ
   

川崎大師大山門前で本日の参加者勢揃い 

   

お遍路姿の弘法大師前で健脚を祈願。像の回りには新四国88ヶ所霊場が造られていて、皆で廻って四国霊場巡拝成就

 
 包容力、完全性を象徴した八角五重塔
   

川崎市・瀋陽市姉妹都市提携5周年記念で瀋陽市から贈られた美しい中国庭園「瀋秀園」で皆ニコニコ 


   

何か貰えるかと思って集まってきた鯉たち 

350年前に繰り広げられた「川崎方」と「江戸方」の
酒飲み合戦(川崎方の勝利)の記念碑 
   

金属製の男性シンボルの御神体を鍛冶屋を再現した社殿に祀る、鍛冶屋と性の神の金山神社に興味津々。毎年4月第1日曜日の「かなまら祭」は来場の6割が外国人で「ウタマロフェスティバル」と呼ばれている 

大正時代まで使われていた「六郷の渡し」跡 



   

明治元年の明治天皇行幸の際には船橋を架けて渡った。碑と解説板 





 

  いよいよ旧東海道に入る

 
   

川崎宿の入口の説明板

 川崎宿で最古の本陣跡と、その本陣主で川崎宿の経営を
立て直した田中休愚,すなわち川崎の恩人
   

4年前に完成し、展示資料が充実した
東海道かわさき宿交流館へ到着

 
1階ロビーで一休み 


反省会ではのどを潤すのと腹を満たすのに忙しく、撮影は忘れてしまいました。




写真撮影  :  呉 信裕