小田原石垣山一夜城ハイキング

2014−11−13

 「小田原石垣山一夜城」は秀吉が天下統一を目指して、北条氏が籠る堅固な小田原城を包囲し、その本陣として築いた関東で最初の総石垣の城です。築城には4万人が動員され、実際には80日間の突貫工事による築城でしたが、完成後一夜のうちに周囲の樹木を切り払ったため、一晩明けたらいきなり城が出現したように見え、一夜城と呼ばれるようになった城です。北条氏に降伏するよう説得のため、丸腰で単身小田原城に出向いた黒田官兵衛も、この城から出掛けたのでしょう。

標高250mの一夜城へは最寄りの駅から1時間余り登らねばならず、有名な割にはあまり行ったことのない城址だと思いますが、穏やかな晴天に恵まれ、有馬、中島、林、吉岡、呉、高本、原田、12回生田尻夫妻、小原の10名で元気よく攻略しました。

 一夜城探訪の後には小田原城を訪れ、小田原城攻防の両面から、秀吉の天下統一の時代に思いを馳せた一日でした。

                               小原 記




   
入生田駅から一夜城へ向かってひたすら登坂。先は長い 
   
   坂の途中に保存されている江戸時代の石垣の石切り場跡
 
   
   
一夜城登城入口  石垣の一部。関東大震災までしっかり残っていたという 






本丸展望台から望む小田原市街と相模湾。秀吉が家康と並んで小田原城に向かい連れ小便をしながら、
家康に関八州を任せると約束した(関東の連れション)のもここか。





本丸から二の丸に降り、昼食場所を探す面々



   
 二の丸(馬屋曲輪)でやっとの昼食に皆さんご機嫌。  ビールもワインにもありつけた。







北展望台から小田原城を見下ろす。




   
今も水が湧き出る井戸曲輪を覗き込む。淀君化粧井戸とも。 






一夜城公園に展示された石切り場から運ばれた石垣用石






レストラン前のテーブルで注文もしないで一休み




   
 早川駅に向かって山を下りる ハイキングコースに沿って展示されている、石垣山に参戦した
武将たちの説明板 
   
 下りるにしたがって小田原城が近くなる
   
小田原城にたどり着き、馬出門から望む天守閣 






馬出門で全員パチリ。まだバテテないですぞ





天守閣までたどり着いた





天守閣入口から石垣山を望む





小田原城を包囲した秀吉軍の配置。




   
  小田原市内にある明治26年創業で建物が国登録
  有形文化財に指定されている「だるま料理店」。
中には入らず、外から 観賞のみ。 


この後、小田原駅前にもある、さむらい会御用達の「さくら水産」でいつもの通り反省会をやったのは当然ですが、
歩き疲れた体にビールがあまりに美味しくて、写真を撮るのは忘れました。






写真  :   呉 信裕 ・  田尻 一実