六義園と谷根千散策

2011−11−10

9:45JR駒込駅に集合。早速、今に残る江戸大名庭園の代表「六義園」へ。周りの高層ビルが恨めしくはありましたが、柳沢吉保から岩崎彌太郎にいたる歴史をひもときながら、和歌の心は分からない中にも、雅やかな庭園を堪能しました。名物のハゼ以外は紅葉にはまだ早かった。

駒込駅に戻り日暮里駅へ移動するとちょうどお昼。昼食のそば屋までは時間がかかるので、190年前開業のだんご屋で名物「羽二重団子」でしばしの腹ごしらえ。

古い昭和の雰囲気が漂う「谷中ぎんざ」では安いとニンニク一山を買った人も。「岡倉天心記念公園」、江戸時代から残る「観音寺の築地塀」、山岡鉄舟・三遊亭円朝が眠る「全生庵」、お仙ゆかりの「大円寺」、も少し時間が欲しかった江戸千代紙の「いせ辰」、永井荷風・森鴎外が散歩したという風情のある小路「藪下通り」、「漱石旧居跡」を巡って、そば屋「夢境庵」に着いたのは14:00。蕎麦だけでは足りず早くも夜の飲み物でエネルギーをチャージした人も。

絢爛豪華な朱色の「根津神社」に参り、老舗甘味処「芋甚」の熱々の昭和焼き(今川焼)を食べながらウォーキング続行。「大名時計博物館」では江戸時代の大名お抱え時計師たちの日本独自の技術に感嘆し、明治から昭和にかけての酒屋を移築した「下町風俗資料館敷設展示場」を経て、「旧東京音楽学校奏楽堂」へ。日本最古の木造音楽ホールの観客席に座り、たまたま演奏されていた我が国最古のパイプオルガンのやわらかな音色にしばし聞き惚れる。このまま座っていたいのを振り切って「森鴎外旧居跡」にたどり着いたのは17時。ちょうど良い時間で上野駅近くの居酒屋へ繰り込み、いつものように元気回復しました。

関東大震災も第2次世界大戦の戦災も免れ、明治〜昭和の懐かしい下町風景や江戸時代の建物も残っていて、見どころ一杯であるため少し長いコースになりましたが、暑からず寒からずの好天にも恵まれ、無事歩き通せた元気者は、女性陣有馬、近藤、中島、林、福島、前間と、男性陣下田、高本、小森、西田、原田、小原の12人でした。

                   小原一郎 記




六義園内 滝見茶屋から滝を見て 音と景観を楽しんでいる





六義園 藤代峠で




六義園内 藤代峠(標高35m)から出汐湊を望む





六義園 藤代峠を下ってハゼの紅葉を背に


   

六義園 紀川あたりで
 

六義園 しだれ桜の下で
 





六義園内 椿が一輪





六義園正門前 見学を終えて



 
 
 
団子は食べて能書のみ
(サムネイル クリックすると大きくなります)
根津神社 にて 参拝を終えて
   
 
大名時計博物館で 大名時計の勉強
説明を聞き終えて





旧東京音楽学校奏楽堂前 (パイプオルガンを聴いて)




写真撮影 : 西田 孝義