6回生、井上靖(ペンネーム 宗匠)さん著書 『長崎ハタ物語』のご案内


長崎の代々続くハタ屋に生まれ、幼い頃からハタ作り、ハタ揚げに接してきた井上靖さんが、ハタの歴史から作り方、揚げ方まで網羅した長崎ハタ揚げ総合解説書ともいうべきハタ揚げファン待望の『長崎ハタ物語』を上梓されましたので、ご紹介します。

◆著者 井上 宗匠(いのうえ そうしょう)
◆出版社 ビジネス教育出版
◆版型 B5判
◆頁数 140頁
◆ISBN ISBN4-8283-0046-5
◆発行日 2004年1月30日
◆定価 3,000円(税込3,150円)
◆購入 全国各書店、インターネット書店
◆著者略歴
1935年長崎市の代々続くハタ屋の四男として生まれる。
長崎東高、長崎大学を経て、東京外国語短期大学、池の坊御茶の水学院、東京YMCA国際ホテル学校など卒業。
大成観光、ホテルオークラ、リッチモンドホテル副総支配人など。
現在、(財)生涯学習開発財団講師、千葉市余暇指導者、読売・日本TV文化センター講師など講師として活躍中。日本凧の会会員。
イオンド総合大学、日本校、ハワイ校名誉文化学博士(本学教授として登録)。
◆目次 ◆第三章 第2節 ハタの模様 から抜粋
第一章 長崎のハタを知るために
第二章 ハタとは、凧とは
第三章 ハタの種類と紋様
第四章 ハタ揚げとハタ合戦
第五章 ハタ揚げまでの準備
第六章 ハタの普及と民芸品
第七章 (長崎から見た)ハタとタコの歴史
 長崎のハタの模様の特色は、白地(筑後百田の生漉紙)に色を塗るのではなく、刷毛染めした和紙を切ったり切り抜いたりして糊で継ぎ合わせる(張り合わせる)のが特色である。色は和紙の地色である白、刷毛染めした青(藍)と赤が基本で、まれに黒(紺)、黄の原色が使われた。線描き彩色の絵と異なり、紛れのない明快な色と簡単なデザインがハタの特色である。この染色紙を地紙にわずか重ねて貼ってつくる。
       
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